皆さんは、甲冑（かっちゅう）と鎧（よろい）が別の物であることをご存知でしょうか。
鎧は、主に戦場に於いて装着をしている者を、敵の剣や飛んでくる矢などの攻撃から防護する目的の武具であり、
これにより、重要な臓器であり最も狙われやすい心臓や肺のある胴体を守っています。
また、同じように大事な部分である頭部を保護する兜〔冑〕（かぶと）とのセットで着用されます。
つまり、胴体を守るのが鎧〔甲〕であり、頭部を守る兜〔冑〕と一式で甲冑となるそうです。
そのような日本での甲冑の発祥は、常陸国風土記に記されており、また剣術などの発祥や日本刀の起源も東北地方ということで、
東日本が発祥とされています。
そして古事記や日本書紀などの書物に記されている内容や、古墳より発掘された物などから推定すると、
北方系の札（さね）鎧と、南方系の板鎧の両方が用いられていたようです。
そのような歴史を持っている鎧（よろい）や兜（かぶと）を、
「大切に飾っていた甲冑（かっちゅう）を、生前整理として手放したい。」
「引っ越しをするが、引越し先に鎧を飾る場所が無いので処分をしたい。」
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